アートの修復・移設

Restoration
& Relocation

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アートの修復・移設

建物の建て替えや様々な事情により、移設が必要になったアートの取り外し、補修、再設置まで行います。
後世に残すべき重要な文化的・歴史的財産として、パブリックアートが大切に次の世代へ引き継がれるよう、取り組んでいます。

移設事例

CASE 01

街の変化とともに、受け継がれるアート
渋谷駅東口再開発に伴い、陶板レリーフを移設

2000年に東京メトロ銀座線渋谷駅の乗り換え通路に設置された陶板レリーフ作品『Bright Time』が、ヒカリエ方面改札内の通路に移設、再設置されました。
『Bright Time』は明るい色彩の抒情的世界を築くアーティストの天津恵氏の原画・監修によって作られた陶板レリーフ作品です。当初は銀座線から井の頭線への連絡通路に設置されていましたが、渋谷駅街区基盤整備に伴い一時撤去。2020年に開設された駅舎へと移転されました。移設に際しては陶板レリーフを6分割に切断して取り外し、工房にて修復と清掃を行い、再設置時には切断した部分の接合面に金継を施しました。
白を基調とし銀座線ラインカラーのオレンジがあしらわれた通路にカラフルな陶板レリーフが加わったことで、より一層華やぎのある空間となっています。

東京メトロ銀座線渋谷駅の乗り換え通路に設置されていた移設前の陶板レリーフ作品「Bright Time」

移設前

作業員が陶板レリーフ作品「Bright Time」を壁面から取り外している様子

取外し

工房で陶板レリーフ作品「Bright Time」を清掃・補修している様子

工房での清掃・補修

渋谷駅ヒカリエ方面改札内の通路に再設置された陶板レリーフ作品「Bright Time」

再設置

CASE 02

時を越え、未来へ継がれる光
JR上野駅大型ステンドグラスの移設プロジェクト

1985年に東北・上越新幹線の上野開業を記念して制作された、平山郁夫原画・監修によるステンドグラス作品『昭和六十年春 ふる里・日本の華』。
JR上野駅中央コンコースの改修に伴い、2026年10月に新幹線改札内に移設・再設置されました。本作品は、2002年に同駅3階新幹線コンコースから中央コンコースへ移設されており、今回が2度目の移設となります。

JR上野駅中央コンコースに設置されていた移設前のステンドグラス作品「昭和六十年春 ふる里・日本の華」

移設前

作業員がステンドグラス作品「昭和六十年春 ふる里・日本の華」を取り外している様子

取り外し

ステンドグラス作品「昭和六十年春 ふる里・日本の華」のガラスを1枚ずつ丁寧に外している場面

取り外し

工房でステンドグラス作品「昭和六十年春 ふる里・日本の華」のガラスを交換している様子

工房での修復 ガラス交換

工房でステンドグラス作品「昭和六十年春 ふる里・日本の華」の修復用のガラスを型紙に合わせてカットしている様子

工房での修復 ガラスカット

ステンドグラス作品「昭和六十年春 ふる里・日本の華」の修復に使用する型紙

工房での修復 型紙

工房でステンドグラス作品「昭和六十年春 ふる里・日本の華」を修復している様子

工房での修復

JR上野駅新幹線改札内に再設置されたステンドグラス作品「昭和六十年春 ふる里・日本の華」

再設置完了

CASE 03

場を越えて、受け継がれる学びの風景
武蔵野美術大学 吉祥寺キャンパス閉校に伴い、モザイク壁画移設

長谷川路可氏の指導のもと学生が制作したモザイク壁画を、吉祥寺キャンパスから鷹の台キャンパスへ移設しました。文化財の保存修復の技法である、和紙による表打ちを用いた壁画の移設を行いました。

武蔵野美術大学吉祥寺キャンパスに設置されていた学生制作のモザイク壁画

移設前

学生制作のモザイク壁画を壁面から取り外す準備をしている様子

取り外し

学生制作のモザイク壁画のパネルを丁寧に壁面から取り外していく様子

取り外し

取り外した学生制作のモザイク壁画を修復している様子

工房での修復

武蔵野美術大学鷹の台キャンパスに再設置された学生制作のモザイク壁画

再設置完了

CASE 04

その地のシンボルとして、継承される陶板
とうきょうスカイツリー駅 駅舎移転に伴い、陶板レリーフを移設

2012年に東京スカイツリー開業に合わせて、東武スカイツリーライン とうきょうスカイツリー駅1階コンコースに設置された彫刻家の澄川喜一氏デザイン・監修の陶板レリーフ『TO THE SKY』。
2020年に取り外しを行い、工房にて修復・保管を経て、2025年に新駅舎の新東口改札内へ無事に再設置されました。世界一の高さを誇る電波塔として空へ伸びる東京スカイツリーのイメージと、業平の地に残る日本の伝統的なイメージがひとつに重ねあわされた陶板レリーフ作品で、駅利用者からも広く親しまれる作品です。新駅舎に賑わいとより一層華やぎを生み出しています。

とうきょうスカイツリー駅1階コンコースに設置されていた移設前の陶板レリーフ作品「TO THE SKY」

移設前

陶板レリーフ作品「TO THE SKY」を壁面から取り外している様子

取り外し

工房で陶板レリーフ作品「TO THE SKY」を修復している様子

工房での修復

とうきょうスカイツリー駅新東口改札内に再設置された陶板レリーフ作品「TO THE SKY」

再設置完了

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