生命の旅

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大阪モノレール大阪空港駅に設置されたステンドグラス作品「生命の旅」全景

原画・監修

現代美術作家

ヤノベケンジ

YANOBE Kenji

2024

縦2.18m × 横12.38m

大阪モノレール大阪空港駅 改札外エントランス

作家コメント

このステンドグラスには、私がパブリックアートとして制作した数多くの作品を描きました。船乗り猫をモチーフにした《SHIP’S CAT》を含めて、日本各地・世界各国で展示され、一緒に多くの旅をしました。その際、大阪万博の前年に完成した大阪国際空港(伊丹空港)も何度も使用し、旅の起点となりました。
また、私の創作の原点は同じく大阪モノレールの沿線にある万博記念公園での思い出です。万博記念公園にある1970年の大阪万博で作られた岡本太郎の《太陽の塔》の中には、生命の進化を大きな木に見立てた「生命の樹」がありますが、生命もまた長い旅をしているともいえます。
このステンドグラスには、旅の守り神《SHIP’S CAT》のように勇気や安らぎを与え、人々や生命の旅を導いてほしい、という願いを込めました。

作品全景(右側から)

ステンドグラス「生命の旅」部分

作品近景(部分)

ステンドグラス「生命の旅」部分

作品近景(部分)

ステンドグラス「生命の旅」部分

作品近景(部分)

ステンドグラス「生命の旅」部分

作品近景(部分)

制作コメント

本作品は、人々や若者の旅を見守る「旅の守り神」として制作された巨大な猫の《SHIP’S CAT》を中央にしてヤノベ氏が生み出した守り神や守護獣が8組描かれており、人々の旅を見守っています。8組のなかには、「太陽の塔」のオマージュである巨大な宇宙船に、無数の《SHIP’S CAT》が乗っている《LUCA号》が新たなキャラクターとして登場しています。ビックバンから現在まで生命を運ぶ象徴的な存在として誕生しました。
「地球環境が厳しくなるこれからの時代の生命の旅は数多くの試練が待ち受けているかもしれません。だから、このステンドグラスには人々や生物に、猫のように寄り添って見守り、旅する勇気を与えて欲しい」というヤノベ氏の願いが込められています。

企画 : 日本交通文化協会

協賛 : 日本宝くじ協会

※この作品は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け整備されたものです。

作家プロフィール

ヤノベケンジ

ヤノベケンジ

YANOBE Kenji

現代美術作家

1990年、隔離タンクの中で瞑想する体験型の作品《タンキング・マシーン》でデビュー。「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機械彫刻を制作。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群で、国内外で評価される。2011 年、東日本大震災後、希望のモニュメント《サン・チャイルド》を制作し、国内外で巡回。2017年、福を運ぶ旅の守り神《SHIP’S CAT》シリーズの制作を開始し、2021 年、大阪中之島美術館に《SHIP’S CAT (Muse)》が恒久設置される。創作の原点は幼少期に大阪万博会場が解体されていく現場「未来の廃墟」で遊んだこと。美術の起源や存在意義を問い、環境と相互作用をもたらす作品を制作している。第9期瀧冨士美術賞受賞者(1988年、現在の国際瀧冨士美術賞)。

場所 : 大阪モノレール大阪空港駅 改札外エントランス

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