原画・監修 |
アーティスト 清川あさみ KIYOKAWA Asami |
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2023
縦2.7m × 横6.0m
東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 地下2階改札内コンコース
本作品は清川氏が2カ月かけて原画の段階からアイデアを出しながら監修し、鉛桟(さん)を使わず、「視覚的に動きを感じる新しいステンドグラスの在り方」について試作を重ね、静岡県熱海市のクレアーレ熱海ゆがわら工房(以下クレアーレ)の7人のステンドグラス職人が約8カ月かけて製作しました。縦約2.7メートル、横約6.0メートルの大きさで、ガラスは全243種類、3,351ピースを使用しています。
また、ステンドグラスの上に見る角度によって見え方が変わるレンチキュラー効果の高いレンズの型ガラスを重ねることで、立体感や動きを出しています。
なお、こうした複層型のステンドグラス作品はクレアーレ初、また面積あたり使用したガラスのピース数も、クレアーレがこれまで手掛けた作品の中で過去最多となっています。
企画 : 日本交通文化協会
協賛 : 森ビル株式会社、公益財団法人メトロ文化財団

清川あさみ
KIYOKAWA Asami
アーティスト
兵庫県生まれ。現在は東京を拠点に活動。90年代より雑誌の読者モデルとして注目を集め、2000年代には文化服装学院にて服飾を学びながら、「ファッションと自己表現の可能性」をテーマにアーティストとしての創作活動を開始し国内外で多数の展覧会を開催し、その活動は常に高い注目を集めている。
清川の作品は、ソーシャルメディアや雑誌などのメディアシステムを通して日々膨大な情報に晒される社会で、個人のアイデンティティの内と外の間に生じる差異や矛盾に焦点を当て、可視化している。
写真や雑誌、本や布に刺繍を施す独自の手法を用いた作品でよく知られ、代表作として「美女採集」「Complex」「TOKYO MONSTER」などのシリーズがあり、個展や世界各地のグループ展やフェアに参加し、近年は表現・活動の領域を広げ広告、映像、空間、プロダクトデザインなどのクリエイティブに携わるとともに、絵本の制作や地方創生事業にも取り組む。
場所 : 東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 地下2階改札内コンコース
作家コメント
都市とは、そこを行き交う人々の記憶が堆積することで立ち上がります。本作では、私が訪れた世界中の都市の風景を集めることで、誰も見たことのない新しい都市のイメージをつくりました。
各都市の風景にはさまざまな形状のガラスや色のレイヤーが重ねられ、固有の視覚効果が加えられています。変換された無数のイメージ群からは、それぞれの都市の歴史や文化の多様性とその重なりが浮かび上がってきます。
私たちは無数の場所と時間をコラージュした都市のイメージから、今の自分をかたちづくる過去の記憶を再発見することでしょう。そしてそれは同時に、明日への想像を刺激する触媒でもあるはずです。
多様なきらめきを湛えたガラスたちは、虎ノ門に集う人々の生活を彩り、明日への希望とエネルギーを増幅します。過去から未来までが織り込まれた、どこにもない都市。この懐かしくも新しい都市の風景が、虎ノ門という情報の拠点をより一層、輝かせることを祈って。