原画・監修 |
漫画家、映画監督 大友克洋 OTOMO Katsuhiro |
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2020
縦5.0m × 横5.0m
東京科学大学(旧・東京工業大学)大岡山キャンパス HISAO & HIROKO TAKI PLAZA 1階
2020年12月12日、東京工業大学(益一哉学長)大岡山キャンパスの国際交流施設「Hisao & Hiroko Taki Plaza(※)」(以下Taki Plaza)の竣工記念式典にて、大型陶板壁画『ELEMENTS OF FUTURE』の除幕式が行われました。この壁画は、『AKIRA』などの漫画・映画で世界的に著名な大友克洋氏が原画・監修を務め、国際交流の拠点として学生主体の「つながる」場の実現をコンセプトとしたTaki Plazaにふさわしい、斬新で輝かしい未来に「つながる」メッセージを込めたパブリックアートとなっています。
企画 : 日本交通文化協会

大友克洋
OTOMO Katsuhiro
漫画家、映画監督
代表作に『童夢』『AKIRA』などがある。ペンタッチに頼らない均一な線による緻密な描き込み、複雑なパースを持つ画面構成などそれまでの日本の漫画にはなかった作風で、80 年代以降の漫画界に大きな影響を与えた。映像では、長編アニメーション作品『AKIRA』、『MEMORIES』、『スチームボーイ』など自ら監督して活躍している。
場所 : 東京科学大学(旧・東京工業大学)大岡山キャンパス HISAO & HIROKO TAKI PLAZA 1階
作家コメント
世界を構成すると言われる、地、水、火、風、空の五大元素ですが、科学の無かった頃の時代と比べると随分様変わりしました。
地面は毎日歩いてはいますが、アスファルト、ペーブメントに覆われ、そこから季節を感じる事は出来なくなりました。
水は水道の蛇口からか、ウォーターサーバーから摂っています。
火はマッチ、ライターで点けますが今は電熱式です。
炎の幽玄さを楽しもうとするなら山へ行って焚火でもしなければ味わう事は出来ません。
高層ビルの上階では風は遮断され、遠く回転する風力発電のブレードが彼方に霞んで見えています。
空も都会では建築物の高さにその面積は狭隘さを増すばかりです。
天然自然の基礎部分の上には様々な文明の興亡、歴史、文化が堆積されています。
世界は良くも悪くもその進歩を止めたりはしません。
我々渦中の人間に世界はどう見えているのでしょうか?
混沌とした様相は美しくもあり、醜悪でもあるのかも知れません。
しかし確実にその上に更なる層を積み上げてゆくときにそれらの元素達は、まったく新しい形となってゆくのだろうと思われます。
まずは新しい人間達、その環境たる都市、科学、政治、文化、アート。
次第にボーダレスとなり抽象化してゆくのかも知れません。
そして、そこに我々が選択出来得る未来がある事を願っています