原画・監修 |
洋画家 近岡善次郎 CHIKAOKA Zenjiro |
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1978
縦7.0m × 横4.0m
JR東日本 仙台駅 改札外中央コンコース
このステンドグラスは新幹線開通を控え、装いを一新した東北の表玄関、仙台駅の発展を願って制作されました。題材は杜の都にふさわしく七夕飾りと伊達政宗の騎馬像、日本三景の一つ松島の風景をとりいれ、地域色豊かで大胆な構図となっています。制作にあたってはヨーロッパ直輸入のアンティークグラスを使用し、自然光を利用した本格的なものとしては日本で最大規模の作品です。題名は一般募集により決定されました。(作品銘板より 1978年6月8日設置現在) 1998年に修復が行われ、現在では内照式になり駅中央改札を出たところの吹き抜けコンコースで旅行者を迎え、待ち合わせ場所に、イベントの舞台背景にと親しまれています。
企画 : 日本交通文化協会
協賛 : 藤崎

近岡善次郎
CHIKAOKA Zenjiro
洋画家
一水会の設立に携わり、以降重要なメンバーとして活躍。全国300ヶ所以上を訪ねた「明治西洋館」シリーズは美術の枠を超えた文化的な仕事として高い評価を受けている。都会的で美しい色彩の作品は独自なもので、親子の愛情や詩情溢れるみちのくの暮らしに生き生きとした聖性を描き出し、日本洋画界に金字塔を打ち立てた。
場所 : JR東日本 仙台駅 改札外中央コンコース
作家コメント
ステンドグラスは、私にとって初めての仕事でたいへん興味がありました。当初は下絵だけかと思ったのですが、原図までやることになり正直いって閉口したときもありました。しかし、そこまで画家がやらないと良いものができないこともよく理解できました。仕事が進むにつれ、素材が透明ガラスということから来る絵画との相違点などもはっきりしてきて、難しさもありましたが、それだけに得るところも多かったように思います。なによりも、楽しかったのは、造形のルイ・フランセンさん、ステンドグラス製作の大竹さんと一緒に共同で仕事ができたことです。画家というのは、ふだん一人きりの孤独な作業をしておりますが、そういう意味で、未知の世界の面白さ、不思議さに接する機会がもてたことを幸せに思っています。
この作品が改装まもない仙台駅に飾られるそうで、東北人の一人である私としてもなによりの光栄です。題材としては仙台の名所・名物を扱っておりますが、私自身仙台に取材に行き、見聞きし感じたことを画面に表わしたつもりです。共同制作のため、非常に長い時間がかかりましたが、制作過程の楽しさを思えば大した苦労ではありませんでした。